代表インタビュー

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PRESIDENT INTERVIEW
🏢 代表取締役・児発管

「子供たちを預かるだけの仕事ではない」

株式会社ラポール 代表取締役 林田 敏久
林田 敏久
株式会社ラポール 代表取締役 / ラルジュ創業者
児童発達支援管理責任者
開設8年・9年目 / 那加(2018)・蘇原(2021)・長森(2025)と拠点を拡大
※ 役職・入職年数は2026年8月時点のものです
Q
ラルジュを立ち上げたきっかけを教えてください。

もともと教育の仕事を何十年と続けてきて、ずっと通常学級を担任していました。そのクラスの中には、どうしても学校になじめない、浮いてしまうお子さんが、だいたい5〜6名はいるんですね。本人も困っているし、親御さんも困っている。でも、通常学級のお子さんには、そういうことを相談できる場所がなかったんです。

そういう場所を作りたいとずっと思っていたところに、退職前に国が放課後等デイサービスを始めるという話を聞いて、「これだ」と。1年早く退職して、始めることにしました。それが今から8年前のことで、現在9年目に入ったところです。

創業の想いを語る代表・林田敏久
「通常学級で困っているお子さんに、相談できる場所を作りたかった」——創業の原点を語る
Q
どんなお子さんを対象に支援をしていますか?

通常学級の中で困っているお子さんですから、そのほとんどが発達障害のお子さんです。ラルジュは発達障害のお子さんを受け入れるための事業所として始まっています。

現在利用されている方の半数は通常学級のお子さん、半数は自閉症・情緒学級のお子さんです。知的学級のお子さんも一部いらっしゃいますが、発達障害に由来する知的な部分が見られる方が中心です。発達障害のお子さんと知的障害のお子さんは、障害の種類によって支援の仕方が変わってくるので、基本的に同じクラスにはしていません。

Q
法人として、大切にしている考え方を教えてください。

私たちの仕事は、子供たちを預かるだけの仕事ではありません。子供たちの障害に向き合い、それを理解したうえで、子供たちが困っていることを少しずつでも改善し、緩和していくことが大切な仕事だと思っています。子供たちを大切に預かり、保護者の方とともに育てていく——そのことを常に心に留めておく必要があると考えています。

そのために、私たちに何ができるのか、どうしていったらいいのかをよく考えて行動する、ということが職員の中にも浸透していくよう、日頃から指導をしています。一番大事なのは、保護者の方のニーズに寄り添うことです。そのニーズに寄り添いながら、療育を行う。そのために職員一人ひとりが研修に励み、自分たちで研修会を開いたり、毎月のミーティングで子供たちへの関わり方をみんなで考える場を作ったりしています。

「人は宝」という考え方をもとに、利用者さんや職員さんを大事に考えています。会社の名前も、信頼関係を築くという意味で「ラポール」といいます。

子供たちを預かるだけの仕事ではありません。
子供たちの障害に向き合い、保護者とともに育てていく——それが私たちの仕事です。
Q
具体的には、どんな療育プログラムを行っていますか?

ソーシャルスキルトレーニング(SST)、アンガーマネジメント、ビジョントレーニング、コグトレ(小集団活動)といった専門的な支援を、それぞれのお子さんに合わせて行っています。SSTは個別・集団の両方があり、個別で行う場合は必ず保護者の方との面談とお子さんとの話し合いを経て計画を立て、その計画を保護者の方にもきちんと説明します。

毎日の療育としては、コグトレ(認知トレーニング)を行っています。高齢者の方が行う認知トレーニングとは目的が異なり、子供たちにとっては前頭葉の発達を促すことが重要です。事業所には公認心理師もいますし、心理学部を卒業した職員も多数在籍しているので、心理学的な面での支援も充実していると思います。

土曜日・祝日・長期休業日もすべて開所しており、クッキングやクラフト作り、自然と触れ合うお出かけ(冬場の山登りなど)、工場見学、地域の文化施設への訪問なども行っています。行く目的は、集団での活動を学ぶこと、社会性を身につけることがメインです。

Q
職場づくりで工夫されていることはありますか?

基本的には、職員一人ひとりが安心して仕事ができるように、仕事の分担をきちんと明確にしています。シフト作成、利用予定の作成、送迎表のとりまとめ、国保連への請求業務、休みの日の活動計画づくりなど、同じ仕事だけに固定せず、全体をある程度経験してもらうようにしています。

休みがとにかく多いのも特徴です。年間休日は125日。月の勤務日数はどの月も20日間なので、31日ある月なら11日が休みになる計算です。シフト制なので、続けて休みたいときは他の職員と相談すれば、有給を使わなくても調整できます。うまく調整がつけば、4日間続けて休むといったことも可能です。

Q
研修や資格取得について、教えてください。

入社したら必ず新入社員研修会を行います。4時間ほどかけて、発達障害に特化した基本的な支援の仕方を教えます。発達障害というのは、同じ診断名がついていても一人ひとり違うので、経験しないと分からない部分がどうしても多いです。分からないことがあれば、年配の職員も多いので、いろいろ聞いていける環境があります。

向上心のある職員には、たくさんの研修を受けてもらっています。児童発達支援の研修、相談支援の研修、強度行動障害の研修、あるいは衛生管理責任者のようなものまで、費用は会社が負担し、業務の一環として受けてもらっています。つまり、給料が発生しながら自分を勉強できるという利点があります。これは他の事業所では必ずしも当たり前ではないと思います。

研修制度について語る代表・林田敏久
研修費用は会社が負担。「給料が発生しながら自分を勉強できる」環境を整えている
SUMMARY

代表の話に出てきた
ラルジュの3つの特色

※ ここまでのインタビュー内容を編集部で整理したものです

🧩

専門的な療育

  • SST(個別・集団)・アンガーマネジメント・ビジョントレーニング
  • 毎日のコグトレで前頭葉の発達を促す
  • 公認心理師・心理学部卒の職員が在籍
  • 土曜・祝日・長期休業日も開所。お出かけや体験活動で社会性を育む
🏡

働く環境

  • 年間休日125日/月の勤務は20日
  • シフト調整で有給を使わず4連休も可能
  • 仕事の分担を明確に。特定の業務に固定しない
  • 「人は宝」——利用者も職員も大切にする
📚

学びとキャリア

  • 入社時に新入社員研修(発達障害に特化・約4時間)
  • 児発管・相談支援・強度行動障害などの研修
  • 費用は会社負担・業務の一環(給料が発生しながら学べる)
  • 毎月のミーティングで関わり方を全員で考える
Q
正直にお伝えしたいことはありますか?

入ってから色々な躓きがあることもあると思います。支援計画づくりは、教員免許を持っている職員はある程度イメージできますが、初めての方にとっては最初は難しく感じるかもしれません。ただ、ラルジュにはこれまでの蓄積があるので、それを参考にしながら作っていけます。

もうひとつは、職員が真面目すぎて、子供に対して計画や目当てを詰め込みすぎてしまう傾向があることです。大人にとっては「できて当たり前」でも、子供にとってはそうではない——そのギャップに気づいて、子供目線でシンプルに考えられるようになるまでは、少し戸惑うかもしれません。

組織としては、いま入職して間もない職員と、経験豊富なベテラン職員が多く、中堅層が薄いという課題があります。ですので、少しあわただしく感じる方もいるかもしれません。一方で、様々な業務を早いうちから経験して、成長をすることができますし、みなが非常に協力的なので、助け合ってうまく回すことができていると思います。

色々な躓きやバタバタがあったとしても、職員同士で子どもを想って助け合いながら業務を進める文化があるので、その点は安心していただいて大丈夫です。一緒にどんどん職場を良くしていける環境でもあります。

Q
どんな人に来てほしいですか?

向上心のある人ですね。子供のためにどんなことができるか、自分がどんな勉強をしていくといいかを考えられる人が一番いいと思います。そしてやっぱり基本は、子供が好きな人。これはうちの職員全員が口を揃えて言うことですが、子供が好きでないとやれない仕事です。逆に、子供が好きであれば、少々大変なことがあっても頑張れると思います。

子供が好きでないとやれない仕事です。
逆に、子供が好きであれば、少々大変なことがあっても頑張れると思います。
インタビューに答える代表・林田敏久
事業所の一室で、9年の歩みと これからの想いを伺った

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